モルドバへの旅行が決まって、現地の通信をどうするか調べているところでしょうか。日本語の情報が少なく、SIMカードをどう手配するか迷うところだと思います。
先に、いちばん大事なところをお伝えします。モルドバは、ヨーロッパ周遊のeSIMの対象国に入っていません。ルーマニアから陸路で入るなら、eSIMは2枚必要になります。
データ通信専用eSIM「イー!SIM」を9年ご案内してきた立場から、決め方を整理します。
結論
- モルドバだけなら、モルドバ用のeSIM1枚で足ります。1,266円から
- ヨーロッパ周遊のeSIMの対象国に、モルドバは入っていません
- ルーマニアも通るなら、2枚ご用意ください
- なし(データ通信専用。電話番号は発行されません)。電話番号は発行されません
- 通信は4G/LTEです
このページの構成
- 先に、何枚要るかを決めてください
- モルドバだけをまわる場合
- ルーマニアも通る場合
- 買う前に知っておくこと
- 出発前にやっておくこと
- よくある質問
1先に、何枚要るかを決めてください
eSIMを選ぶとき、多くの人はまず「何GB必要か」を考えます。ただ、モルドバについてはその前に決めることがあります。
eSIMが1枚で足りるのか、2枚要るのかです。
| 旅程 | 用意するもの |
|---|---|
| モルドバだけ(キシナウを拠点に動く) | モルドバ用を1枚 |
| ルーマニアも通る(ブカレストやヤシから陸路) | モルドバ用とヨーロッパ用の2枚 |
ヨーロッパ周遊のeSIMに、モルドバは入っていません
当社で扱っているヨーロッパ向けのeSIM(36ヶ国・33ヶ国・42か国)の対象国リストを確かめたところ、いずれにもモルドバは含まれていませんでした。ルーマニアは3つとも対象に入っています。
つまり「ヨーロッパのeSIMを1枚買っておけばモルドバでも使える」とはなっていません。ここを取り違えると、国境を越えたところで気づくことになってしまいます。
国境の通過そのものについては、旅程が決まった時点で最新の情報をご確認ください。手続きも開いている時間も変わります。
2モルドバだけをまわる場合
モルドバ用のeSIMを1枚選びます。期間中に使える合計の容量で決める形です。
| 期間と容量 | 価格(税込) |
|---|---|
| 7日間/1GB | 1,266円 |
| 15日間/2GB | 2,220円 |
| 30日間/3GB | 2,427円 |
| 30日間/5GB | 3,522円 |
| 30日間/10GB | 6,483円 |
| 30日間/20GB | 11,663円 |
| 30日間/50GB | 26,461円 |
この料金は2026年8月18日時点のものです。プランの内容や価格は変更になる場合がありますので、お申し込みの前に商品ページで最新の内容をご確認ください。
正直に申し上げると、大きい容量は多くの人に必要ありません
キシナウを拠点にして、ワイナリーや修道院へ日帰りで出かける。この形なら外で使うのは地図と連絡くらいです。宿にWi-Fiがあるなら、1週間の滞在でもいちばん小さいもので足りることがあります。
ただし使い切ると止まります。低速では続きません。郊外へ出ると道が分かりにくく、地図が頼りになりますので、写真や動画を上げる予定があるなら、ひとつ上を選んでおくと安心です。
3ルーマニアも通る場合
2枚ご用意ください。ルーマニア側はヨーロッパ36ヶ国のeSIMで通せます。対象はオーストリア・ベルギー・ブルガリア・カナリア諸島・クロアチア・キプロス・チェコ共和国・デンマーク・エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・アイルランド・イタリア・ラトビア・リヒテンシュタイン・リトアニア・ルクセンブルク・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・ルーマニア・スロバキア・スロベニア・スペイン・スウェーデン・スイス・トルコ・ウクライナ・イギリス・バチカン市国の36ヶ国です。
| 区間 | 使うもの |
|---|---|
| ルーマニア側(ブカレスト・ヤシなど) | ヨーロッパ36ヶ国のeSIM |
| モルドバ側(キシナウなど) | モルドバ用のeSIM |
eSIMは端末に複数入れておいて、その場で切り替えられます。国境を越えたところで設定を開き、使うほうに切り替えるだけです。物理的なカードを抜き差しする必要はありません。
| ヨーロッパ36ヶ国の期間と容量 | 価格(税込) |
|---|---|
| 7日間/1GB | 980円 |
| 30日間/3GB | 1,580円 |
| 30日間/10GB | 2,660円 |
| 30日間/50GB | 8,980円 |
この料金は2026年8月18日時点のものです。プランの内容や価格は変更になる場合がありますので、お申し込みの前に商品ページで最新の内容をご確認ください。
それぞれの日数は、実際にいる日数に合わせてください
2枚とも30日ぶん買う必要はありません。ルーマニアに3日、モルドバに5日、という旅程なら、それぞれ短いものを選べば費用は抑えられます。
日程の割り振りに迷うときは、旅程を教えていただければ一緒に考えます。
4買う前に知っておくこと
電話番号は発行されません
イー!SIMはデータ通信専用です。なし(データ通信専用。電話番号は発行されません)。宿やタクシー会社へ電話をかけたい、現地サービスのSMS認証を受け取りたい、という場合はご注意ください。連絡がメッセージアプリで足りるかどうかを、渡航前に確認しておくと安心です。
通信は4G/LTEです
5G対応ではありません。地図・検索・メッセージ・SNSであれば困ることはほとんどありませんが、高画質の動画を長時間見る想定なら、そのつもりで容量を選んでください。
使い切ると止まります
日本の格安SIMのように「使い切っても低速で使える」仕組みはありません。テザリングで使った分も同じ容量から引かれますので、パソコンをつなぐ予定があるなら、その分も見込んでおいてください。なおテザリングはできます。使う量そのものを減らす設定はバックグラウンド更新の記事にあります。
有効期限は基本的に現地到着時点から起算します
端末の条件
eSIM対応かつSIMロック解除済みの端末。AndroidはPixelを推奨します。SIMロックが残っていると使えないので、日本を出る前に確認しておいてください。eSIMに対応しているかどうかはEID番号からも調べられます。
5出発前にやっておくこと
eSIMのダウンロードは、日本を出る前に済ませておいてください。ダウンロードにはネット接続が要ります。現地に着いてから始めると、空港のWi-Fiを探すところから始まってしまいます。
2枚使う旅程なら、2枚とも日本でダウンロードしておいてください。国境で慌てずに済みます。考え方は出発前に設定を済ませる記事にまとめています。日本のSIMのデータ通信は必ずオフにしてください。オンのままだと高額請求につながります(→ データローミングの記事)。
うまくいかないときは
「待機中」から進まない、というつまずきは原因がだいたい決まっています。その対処法をご覧ください。それでも解決しないときは音声通話付きSIMと同じ日本語サポート体制ので、遠慮なくご連絡ください。
6よくある質問
A. 対象国に入っていません。36ヶ国・33ヶ国・42か国のどのリストにもモルドバは含まれていませんでした。モルドバ用を別にご用意ください。
A. 入れられます。端末の設定から、使うほうに切り替える形です。国境を越えたところで切り替えるだけなので、カードを抜き差しする必要はありません。対応する枚数は機種によって違いますので、日本を出る前に一度お試しください。
A. 着いた瞬間から使えないのが難点です。店を探して、言葉のやりとりをして、設定して、という時間がかかります。日本で用意しておけば、飛行機を降りたその場から地図と連絡が使えます。
A. 付きません。なし(データ通信専用。電話番号は発行されません)。現地で電話をかける予定や、SMSで認証を受け取る予定があるなら、別の手段を用意してください。
A. 宿にWi-Fiがあるかどうかで大きく変わります。あるなら、外で使うのは移動中と待ち合わせくらいなので少なめでも足ります。迷うときは日程と行き先を教えていただければ、一緒に考えます。
A. 渡航先の国によって異なります。現地の回線に接続している状態で、異常ではありません。通信ができていれば問題ありませんので、そのままお使いください。
まとめ
モルドバのeSIMは、1枚で足りるか、2枚要るかで決めてください。
- モルドバだけならモルドバ用1枚。1,266円から
- ヨーロッパ周遊のeSIMの対象国に、モルドバは入っていません(36ヶ国・33ヶ国・42か国とも)
- ルーマニアも通るなら2枚。ルーマニアは周遊の対象に入っています
- eSIMは複数入れて切り替えられます。カードの抜き差しは不要です
- それぞれの日数は実際にいる日数に合わせると費用を抑えられます
- 2枚とも日本を出る前にダウンロードしておいてください
イエローモバイルでは、モルドバ用のデータ通信専用eSIM「イー!SIM」をご用意しています。ヨーロッパ周遊のeSIMでは対象に入っていない国なので、モルドバへ行くならこちらをお選びください。申し込みから開通までオンラインで完結し、困ったときは音声通話付きSIMと同じ日本語サポート体制。日本を出る前に設定まで済ませておけば、着いたその場から使えます。



