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QRが読めないときの最適解|オーストラリアeSIMを手動入力(SM-DP+)で開通する手順【iPhone/Android】

QRが読めないときの最適解|オーストラリアeSIMを手動入力(SM-DP+)で開通する手順【iPhone/Android】

2026年7月31日 更新
より正確で読みやすい内容にリライトしました。

「QRコードが反応しない」「空港で設定が進まず焦ってしまう」——オーストラリアeSIMでは、このようなトラブルが起こることがあります。

ただし、通信事業者からSM-DP+アドレスとアクティベーションコードが提供されていて、お使いの端末が手動入力に対応していれば、QRコードを使わずにeSIMプロファイルを設定できる場合があります。

結論
QRコードの画像や読み取り環境に問題がある場合は、「手動入力(SM-DP+アドレス+アクティベーションコード)」に切り替えることで設定できることがあります。 同じeSIMプロファイルを正しくインストールできれば、QRコードと手動入力のどちらを使ったかによって、通信速度や電波状況が変わることはありません。 ただし、コードがすでに使用済みの場合や、端末・回線側に原因がある場合は、手動入力でも解決しないため注意が必要です。
  • QRコードが読み込めない、よくある原因がわかる
  • SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを使った手動入力の手順がわかる
  • iPhone・Android別に、手動入力画面までのたどり方がわかる
  • 到着後につながらないときのAPN・ローミングの確認手順がわかる

1手動入力で必要な情報と、QRコードとの違い

項目役割入力時の注意点
SM-DP+アドレスeSIMプロファイルを受け取りにいくサーバーの住所打ち間違いを防ぐため、コピー&ペーストで入力するのがおすすめ
アクティベーションコードそのサーバーの中から、自分のeSIMプロファイルを特定するためのコード英数字や記号を、案内どおりにそのまま入力する
確認コードダウンロードを追加で認証するためのコード(設定していない通信事業者も多い)案内があった場合のみ入力する。案内がなければ空欄のままでよい

手動設定情報の案内のしかたは、eSIMの販売会社や通信事業者によって異なります。SM-DP+アドレスとアクティベーションコードが別々に案内される場合もあれば、LPA:1$(SM-DP+アドレス)$(アクティベーションコード)のように、1本の有効化コードとしてまとめて案内される場合もあります。

QRコード方式 手動入力方式
設定方法
QRコードをカメラで読み取る
SM-DP+情報や有効化コードを入力する
プロファイル
発行されたeSIMプロファイルを取得
同じeSIMプロファイルを取得
通信品質への影響
なし
なし(設定方法が違うだけ)
手動入力ができるのは、設定情報が案内されている場合のみ
eSIMによってはQRコードだけが案内され、SM-DP+アドレスやアクティベーションコードが表示されないことがあります。その場合は、購入元のマイページやサポート窓口に問い合わせてください。

2なぜQRコードが読み込めないのか:よくある4つの原因

  • 画像の見え方QRコード全体が画面内に収まっていない、画像がぼやけている、印刷が小さすぎる・にじんでいる、画面の反射や明るさで認識しにくくなっている。
  • 画像の圧縮LINEなどのメッセージアプリで画像として転送すると、送り方によっては画像が圧縮され、QRコードが読み取りにくくなることがある。
  • 通信環境空港のWi-Fiなどが不安定で、メールや添付ファイルを開けない、またはeSIMのダウンロードが最後まで終わらない。
  • コードの使用状況QRコードやアクティベーションコードがすでに使用済み、別の端末に追加済み、またはeSIMを削除したあとで再利用できない状態になっている。
QRコードを読み取れても、オフラインでは設定できません
QRコードは、設定情報を端末に渡すための入り口にすぎません。実際のeSIMプロファイルはインターネット経由でダウンロードするため、手動入力の場合も含めて、安定したWi-Fiなどの通信環境が必要です。

3手動入力の事前準備と共通の流れ

事前に確認しておく情報

  • eSIM発行メール・設定案内:SM-DP+アドレスとアクティベーションコードが書かれているか確認する
  • マイページ:QRコードや手動設定情報が表示されているか確認する
  • サポート窓口:手動設定情報が見当たらない場合や、コードが使用済みと表示される場合に問い合わせる
出発前に、設定情報を安全な場所へ保存しておく
QRコードだけでなく、SM-DP+アドレスとアクティベーションコードもすぐ見られる状態にしておくと、手動入力に切り替えやすくなります。ただし、これらは回線設定に使う大切な情報です。第三者へ送ったり、SNSや共有フォルダへ公開したりしないよう注意してください。

標準的な流れ(iPhone・Android共通)

  • 安定したWi-Fiなど、インターネットに接続する
  • 設定画面からeSIMの追加を選ぶ
  • QRコードの読み取り画面で「手動で入力」などを選ぶ
  • SM-DP+アドレスとアクティベーションコード、または指定された有効化コードを入力する
  • 画面の案内に沿ってeSIMをダウンロードする
  • 追加後、使用するデータ回線とデータローミングの設定を確認する
インストールと利用開始は別の場合があります
eSIMによっては、日本にいる間にインストールしても利用期間は始まらず、オーストラリアで現地回線につながった時点から利用開始となる商品があります。一方、インストールや開通処理をした時点から利用期間が始まる商品もあるため、購入したeSIMの案内を必ず確認してください。

4iPhone:SM-DP+情報を手動入力する手順

  • 安定したWi-Fiに接続する
  • 設定 → モバイル通信(iOSのバージョンによっては「モバイルデータ通信」)を開く
  • 「eSIMを追加」(古いiOSでは「モバイル通信プランを追加」)をタップする
  • 「QRコードを使用」をタップする(ここではQRコードを読み取りません。この画面を開かないと手動入力の項目が出てきません)
  • カメラ画面の下にある「詳細情報を手動で入力」をタップする
  • 「SM-DP+アドレス」と「アクティベーションコード」を入力して「次へ」をタップする
  • 確認コードを求められた場合は、通信事業者から案内されたコードを入力する(案内がない場合は空欄のままでよい)
  • 画面の案内に沿ってeSIMを追加し、「オーストラリア用」などのわかりやすい名前を付ける
iOSのバージョンで表記が変わります
iPhoneのeSIMは、iPhone XS・XR以降の機種とiOS 12.1以降で利用できます。メニュー名はiOSのバージョンによって少しずつ変わるため、上記のとおりに表示されない場合は、設定アプリの検索窓で「eSIM」と検索してみてください。

デュアルSIM運用時のおすすめ設定

  • モバイルデータ通信:オーストラリアeSIM
  • オーストラリア国内の通話・SMS:電話番号付きプランの場合はオーストラリアeSIM
  • 日本の電話番号でのSMS受信:必要に応じて日本SIMをオンにしておく
  • 日本SIMのデータローミング:OFFがおすすめ
  • モバイルデータ通信の切替を許可:意図せず日本回線で通信してしまうのを防ぐため、原則OFFがおすすめ
日本SIMをオンにしている場合は、通話・SMSの料金にも注意
日本SIMのデータローミングをOFFにしていても、海外での着信、発信、SMS送信などに料金がかかる場合があります。利用中の日本の通信会社の海外料金を、事前に確認してください。

5Android:機種によって違う手動入力の入り口

Androidは、メーカーやOSのバージョンによってメニュー名と入力方式が異なります。SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを別々に入力する機種もあれば、LPA:1$〜$〜という1本の有効化コードをまとめて入力する機種もあります。

設定画面で探すキーワード

  • 「ネットワークとインターネット」
  • 「接続」
  • 「SIM」または「SIMマネージャー」(機種によっては「SIMカードマネージャー」)
  • 「モバイルネットワーク」
  • 「eSIMを設定」「eSIMを追加」「eSIMをダウンロード」

代表的な設定例

端末主な設定ルート
Google Pixel設定 → ネットワークとインターネット → SIM → SIMを追加(+) → eSIMをダウンロード/eSIMを設定
Samsung Galaxy設定 → 接続 → SIMマネージャー(旧:SIMカードマネージャー) → eSIMを追加
その他のAndroid設定内の検索窓で「eSIM」「SIMを追加」「モバイルネットワーク」などを検索

※ 表記はAndroidのバージョンやメーカーの独自UIによって変わります。同じ名前の項目が見つからない場合は、近い意味の項目を探してください。

  • 安定したWi-Fiに接続する
  • 設定から「SIM」「SIMマネージャー」「eSIMを設定」などの項目を開く
  • 「eSIMを追加」または「SIMを追加」を選ぶ
  • QRコード画面にある「手動で入力」「有効化コードを入力」「別の方法で追加」などを選ぶ
  • 通信事業者から案内されたSM-DP+情報、またはLPA:1$〜$〜形式の有効化コードを入力する
  • 画面の案内に沿ってeSIMをダウンロードする
  • モバイルデータに使うSIMが、オーストラリアeSIMになっているか確認する
端末がオーストラリアで使えるかどうかを、必ず先に確認してください

オーストラリアでは3G回線がすでにすべて止まっています(Vodafoneは2024年1月、TelstraとOptusは2024年11月に停波)。あわせて、緊急通報(000)をVoLTEでかけられない端末は、通信会社側で利用できないよう制限されています。VoLTEに対応していない端末や、対応が確認できていない海外モデルは、eSIMを設定できても圏外のままになることがあります。

また、端末自体がeSIMに対応していても、購入した国や販売元のモデルによってはeSIM機能が使えないことがあります(中国本土向けモデルなど)。低い周波数帯のBand 28(700MHz)に対応していない端末は、郊外や地方でつながりにくくなります。

これはAndroidに限った話ではなく、海外で購入したiPhoneにも当てはまります。心配な場合は、渡航前にメーカーのサイトなどで、お使いの機種がオーストラリアのVoLTEに対応しているかを確認してください。

6現地でつながらないときのAPN・ローミング確認

症状確認する設定対処
電波はあるのに通信できないデータ回線・データローミング・APN対象eSIMをデータ回線に指定し、必要な場合のみAPNを設定する
データ通信が日本SIMになっているモバイルデータ通信に使う回線オーストラリアeSIMに切り替える
ネットワークにつながらないネットワーク選択まず「自動」になっているか確認し、必要な場合のみ手動で選ぶ
設定後も通信が始まらない回線の有効化・端末の再接続機内モードのON/OFF、または端末の再起動を試す
APNは、必要な場合だけ設定する
eSIMによってはAPNが自動で設定されるため、案内がない場合は、自己判断でAPNを変更しないでください。手動設定が必要な場合は、余分なスペースが入っていないか、大文字・小文字が合っているかを確かめながら、案内どおりに入力します。
iPhoneとAndroidで確認する場所が違います
Androidでは、別のAPNが選ばれていないかを確認します。iPhoneでは、以前使っていた通信会社のAPN構成プロファイルが残っていると通信に影響する場合があるため、「設定 → 一般 → VPNとデバイス管理」もあわせて確認してください。

到着後につながらないときの確認順

  • オーストラリアeSIMの回線がONになっているか確認する
  • モバイルデータ通信をオーストラリアeSIMに指定する
  • 対象eSIMのデータローミングを確認する
  • 案内がある場合のみAPNを設定する
  • ネットワーク選択が「自動」になっているか確認する
  • 機内モードのON/OFF、または端末の再起動を試す

7旅行者向けeSIMと長期滞在SIMの用途の違い

手動入力でeSIMを設定できたとしても、「どのeSIMを選ぶか」は別の問題です。滞在日数だけでなく、現地の電話番号、SMS認証、通話、そのまま使い続けられるかどうかも含めて選びましょう。

利用シーン旅行者向けデータ専用eSIM長期滞在SIM(サクっとSIM AUS)
電話番号付かない商品が中心オーストラリアの電話番号付き
SMS認証電話番号が付かない商品では基本的に使えない銀行・仕事・家探しなどのSMS受信に使える
向いている用途短期旅行など、データ通信だけで足りる場合留学・ワーホリ・長期出張など、現地の電話番号が必要な場合
サポート提供会社によって異なる日本語サポートあり

Qよくある質問Q&A

手動入力だと通信が遅くなったり、不安定になったりしませんか?
同じeSIMプロファイルを正しく設定できていれば、QRコード方式と手動入力方式で通信品質に差はありません。通信速度や電波状況は、利用する回線、エリア、混雑状況、端末が対応している周波数などによって変わります。
日本のSIMは抜いた方がいいですか?
日本の電話番号でSMSを受け取りたい場合は、日本SIMを残したままデュアルSIMで使えます。ただし、日本SIM側のデータローミングをOFFにして、モバイルデータ通信に使う回線をオーストラリアeSIMに指定してください。海外での通話・SMS料金は日本の通信会社によって違うため、事前に確認しましょう。
手動入力なら、インターネットがなくても設定できますか?
基本的にはできません。SM-DP+アドレスやアクティベーションコードを手動入力する場合も、eSIMプロファイルをサーバーからダウンロードするため、安定したWi-Fiなどのインターネット接続が必要です。
eSIMを消したら、もう一度インストールできますか?
再インストールできるかどうかは、通信事業者とeSIM商品の仕様によって異なります。QRコードやアクティベーションコードが1回限りの場合、削除後は同じコードで設定し直せません。通信できないときも自己判断で削除せず、まず購入元またはサポートに確認してください。
手動入力でも「コードが無効」と表示されます。
コードがすでに使用済み、別の端末に追加済み、入力内容に誤りがある、または通信事業者側でプロファイルが使えない状態になっている可能性があります。入力内容を見直しても改善しない場合は、購入元に再発行できるかどうかを確認してください。

8出発前チェックリスト

  • お使いの端末がeSIMに対応していて、SIMロックが解除されている(またはもともとかかっていない)ことを確認した
  • お使いの端末が、オーストラリアで使われている電波(Band 28/700MHzなど)とVoLTEに対応していることを確認した
  • SM-DP+アドレスとアクティベーションコードが案内されているかを確認した
  • QRコードと手動設定情報を、安全な場所に保存した
  • 設定情報を第三者に共有しないよう管理した
  • eSIM設定に必要なOSバージョン(iPhoneはiOS 12.1以降など)を満たしていることを確認した
  • 「手動入力」にたどり着くまでの設定画面を、事前に確認した
  • モバイルデータ通信をオーストラリアeSIMに切り替える手順を把握した
  • データローミングの設定場所を確認した
  • APN設定が必要かどうかを確認した
  • 通信できないときも、自己判断でeSIMを削除しないと決めておいた

9まとめ

  • 手動入力の基本QRコードが読み込めない場合でも、手動設定情報が案内されていて、端末とコードに問題がなければ、SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを使って同じeSIMをダウンロードできます。
  • 通信品質同じプロファイルを正しく設定できれば、QRコード方式と手動入力方式で通信品質に差はありません。
  • 主な原因QRコード画像の見え方、転送時の画像圧縮、不安定な通信環境、コードの使用済みなどが主な原因です。
  • 端末の対応オーストラリアは3Gがすべて停波済みで、VoLTEに対応していない端末は使えません。渡航前に、お使いの端末の対応状況を確認しておきましょう。
  • 重要な準備手動設定情報を安全に控えておけば、QR画像の表示や読み取りに問題があるときの代わりの手段になります。ただし、コードの使用状況や端末・回線側の問題は別途確認が必要です。
  • 到着後の確認順eSIM回線をON→モバイルデータ通信をオーストラリアeSIMに指定→データローミングを確認→必要な場合のみAPNを設定→つながらなければ機内モードのON/OFFまたは再起動、の順に確認します。
  • 長期滞在者へ留学やワーキングホリデーでは、設定方法だけでなく、現地の電話番号やSMS認証を使えるかどうかも重要です。電話番号付き・Telstraネットワーク対応・日本語サポートのある長期滞在SIMなら、渡航後の生活の手続きにも活用できます。

QRコードが読み込めないときは、何度も画像を読み取ろうとする前に、手動設定情報があるかどうかを確認しましょう。安定したWi-Fiと有効な設定情報があれば、手動入力は有力な代わりの手段になります。

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シム吉 / イエローモバイル

編集長

シム吉 / イエローモバイル

イエローモバイル公式ブログ担当。海外SIM/eSIMの販売・サポート歴9年。留学・ワーホリ・長期滞在の方から多い「到着直後にネットがない」「設定が難しい」「どの容量を選べばいい?」を、できるだけシンプルに解決する記事を作っています。現地回線の特徴と、iPhone/Androidの設定ポイントを押さえた“失敗しない手順”が得意。迷ったときに戻ってこられる、実用第一のブログを目指しています。

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