香港旅行の通信手段を調べはじめると、まず「eSIMか、SIMカードか」で立ち止まります。どちらも同じスマホの中で回線を切り替える方法ですが、仕組みが違うため、迷うのも当然です。
先に結論をお伝えします。お使いのスマホがeSIMに対応しているなら、迷う理由はほとんどありません。物理SIMカードのように現地で差し替える手間がなく、日本にいるうちに準備を終えられるためです。
eSIM対応の端末なら、eSIMを選んで問題ありません。物理SIMカードは差し替えとカードの受け取りという手間が発生します。迷うのは、端末がeSIMに対応しているか自信がないときです。SIMロックが残っていると、どちらの方式でも使えません。
このページの構成
- eSIMと物理SIMは何が違うのか
- 自分の端末がeSIM対応か確認する3つの方法
- SIMロックが残っている場合にどうなるか
- 香港だけかマカオも行くかを決める
1eSIMと物理SIMは何が違うのか
物理SIMカードは、現地の空港やコンビニで受け取り、スマホのトレイに差し替えて使います。カードそのものを受け取る手間があり、紛失すればその場で通信手段を失います。
eSIMは端末の中に直接情報を書き込む方式です。QRコードを読み取るだけで完了し、カードの抜き差しが要りません。日本にいるうちにダウンロードまで済ませておけば、香港に着いた瞬間に切り替えるだけで使えます。
イエローモバイルのイー!SIMも、このeSIM方式です。なし(データ通信専用。電話番号は発行されません)。通信は4G/LTEで、対応キャリアは渡航先の国によって異なります。
イー!SIMは電話番号を発行しません。電話番号が必要になる場面があるかどうかは、渡航前に確認しておくと安心です。この点は別の記事「香港eSIMに電話番号は付かない。データ専用で足りること・足りないこと」で詳しく整理しています。
2自分の端末がeSIM対応か確認する3つの方法
「自分のスマホがeSIMに対応しているか分からない」という人は少なくありません。次の3つのどれかで確認できます。
確認方法
- 設定アプリの中に「モバイル通信」や「eSIMを追加」という項目があるか見る
- 端末の型番とメーカー名で「(型番) eSIM 対応」と検索し、公式情報を確認する
- iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」からEID番号が表示されるかを見る
iPhoneはXS以降、Androidも近年のモデルで対応が広がっています。ただし販売された国や回線契約によっては、同じ機種名でもeSIMに対応していない場合があります。型番まで確認するのが確実です。eSIM対応かつSIMロック解除済みの端末。AndroidはPixelを推奨します。
EID番号からの確認方法は、EID番号の確認方法|eSIM適合機種かどうかを調べる最終手段にまとめています。
3SIMロックが残っている場合にどうなるか
SIMロックは、契約した携帯会社以外の回線を使えなくする制限です。これが残っていると、eSIMでも物理SIMでも海外の回線には切り替えられません。
多くの携帯会社は、条件を満たせばオンラインでロック解除の手続きができます。渡航の前に、まずロックが解除されているかどうかを確認してください。
確認方法はSIMロック解除ができているか確認する方法(iOS14以降)にまとめています。Androidも設定画面から同様に確認できます。
出発前に解除できないときは、渡航後に現地でロック解除の手続きが必要になることがあります。手続きに時間がかかると、その間は通信手段がない状態になります。余裕をもって出発前に確認してください。
4香港だけかマカオも行くかを決める
端末がeSIMに対応していて、SIMロックも解除できていれば、あとはどの商品にするかを決めるだけです。
イエローモバイルのイー!SIM(香港・マカオ向け)には、香港だけを旅する人向けの「1日あたり型」と、マカオにも行く人向けの「香港+マカオ・無制限」の2つがあります。香港eSIMはマカオに行くかで変わる|2つの選び方と料金で、旅程に合わせた選び方を整理しています。
実際の日数・容量ごとの金額は、別記事の料金早見表で確認できます。
Q. 端末の画面には何と表示されますか
A. iPhoneでは「モバイル通信プランを追加」、Androidでは「モバイルネットワーク」の中の「eSIMを追加」といった表示が一般的です。機種によって文言は多少異なります。
Q. eSIMと物理SIM、両方を同時に使えますか
A. 多くの端末はデュアルSIMに対応しており、日本のSIMを残したまま香港用のeSIMを追加できます。ただしモバイル通信の回線は、香港用のeSIMに必ず切り替えてください。切り替えないと、日本の回線側に高額な通信料がかかることがあります。
まとめ
香港旅行の通信手段は、スマホがeSIMに対応しているかどうかで、選び方の大部分が決まります。対応しているならeSIM、確認できないならSIMロックの状態とあわせて事前に調べておくと、出発前に迷わずに済みます。
方式や商品で迷うときは、旅程を教えていただければ一緒に考えます。日本語でお答えしますので、お気軽にご相談ください。



